作文をするに当たり、自分の中で色々と

やりたいこと

がございます。

"小説"というスタイルになると、これがこれで意外と不自由で、

「"小説"である以上、こういう書き方をすべきである」

みたいなこと(ルール)の数々が出て来るのです。

俺が文章を書く上で最も大事にしたいのは読み手のリズムの支配であり(前にも書いたかな…)、とにかく俺のアタマの中で流れている文章のリズムと同じリズムで読んで頂きたいという思いが非常に強くあります。

俺が過剰に読点(、)を使ったり、妙な改行を入れ込んだりするのも、読んで下さっている方々の読むリズムを支配したいからに外ならず、

例えば、

「そこからは彼は十歩進んだ」

みたいな文章を俺はなるべく書きたくありません。ほんの一瞬にしろ、読み方に混乱を与える懸念があるからです。

『そこから彼はジッポシン…、あ、違う、ジッポ・ススンダ、か』

といったような、

読む上で想定される些細な"ツッカカリ"の可能性

が嫌で嫌で仕方ないのでした。従って、先の文を俺の文章で書くとすれば

「そこから彼は、十歩、進んだ」

になってしまいます。ただ、それでも何だかリズムが間延びしてしまう気がする。

そこで

「そこで彼は十歩だけ進んでみることにした」

といったふうに、ほとんど違う文章に変わってしまうのです。

そんなようなことをウダウダと考えるのもなかなかの苦労で

……

上の

「考えるのもなかなかの苦労で」

も正直に申し上げれば気持ち悪い。平仮名が続き過ぎる。

「考えるのも、なかなかの苦労で」

にしたいが、それもそれでリズムが狂う。とにかくリズムを狂わせたくない。

ほとんど病気である

……

本当は、文章でも音楽の楽譜にある数々の演奏記号のように、

『ゆるやかに』

とか

『音を切って』

とか

『元気に』

なんて記号があれば良いのになぁ、と、常々思います。

もちろん、俺としては読み手のリズムを支配すべく入れた読点や改行を

邪魔(却って読みにくい)

とする方もいらっしゃるハズで。

俺のアタマの中で流れる言葉と同じ流れを、読んで下さっている皆さんのアタマの中でも同様に

再生

させたい。

俺が思い書くのと同じように読んでもらいたい。

それは無理なことなのでしょうか。

このブログは、そんな無理に挑戦する場でもあるのです。

また変なことを書いていると思われてしまうでしょうか。

確かに、

そんなようなことまで考えながら書いているから

ブログを書くのに結構な体力(?)が要る(疲れてしまう)

というのもあります。

全く不要な、意味のない努力なのかな…。

今日も随分と書いて、ヘトヘトです(笑)

いつか、このワケの分からない努力が実を結ぶ日が来れば良いのだけれど。

来なそうだなぁ(+_+)

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