血液透析を受ける際、いきなり透析室へ入るのではなく、ロッカー室で簡単な衣類……寝間着みたいな……に着替えた後、透析の刻限が来るまで、施設のロビーのような場所で少し時間をツブす感じになるのですが、当然のように他の患者さんもいらっしゃって、軽く言葉を交わすこともございます。

「やはり」という表現は良くないかもしれないけれど、透析患者さんというと、やはり年配の方が多く、43歳の俺でも最も年下の部類。

そんな人生の先輩方との会話に於いては特に、少し古い価値観?なのか

俺が独身であること

が問題にされがちで、

「もったいない」

もしくは、

「何で結婚しないの?」

尋ねられることまであるのでした。

恐らく、そのような方々にとっては

結婚がアタリマエ

であり、

結婚しないという選択はあり得ず、

それでも結婚できていないのだから、まるで

欠陥人間でも見るかのような目で見られること

もあります。

まぁ…色々な意味で自分が欠陥人間であることは否定しない一方、

結婚しないから欠陥がある

という考えがあるのであるとすれば、そこには強い違和感を覚えざるを得ません。

とはいえ、

「それって俺が欠陥人間ってことですか!?」

と問うたこともない為、何とも言えないのですが(笑)

著しく気が弱いのでね。誰に何を言われようと言われっ放しが基本となっております(^_^;;

結婚していない、恋人もいないこと

に大して

「もったいな〜い!」

「モテそうなのに!」

「作る気になればすぐできそ〜!」

もワケが分かりません。その判断基準は何なのだ?貴様は俺の何を知っている?

仮に、例えば、万が一、よしんば俺がモテているとして、

それでも現実問題として、40も半ばになろうかという人間が、一度の結婚歴もなく、現状で奥さんも恋人もいないのだから、

そこは察するべきでしょう。"何か"を。

それでも単純で馬鹿でアタマの弱いおじさんは

「もったいな〜い!」

と仰って頂けるだけで自分が何か褒められていると……上手くすれば好意すら抱かれていると……勘違いして、その場ではデレデレと

「そんなことないよ〜」

ついモジモジしてしまうのでした。気持ち悪い(>_<)

結婚は疎か、もう恋人との付き合い方も、出会い方さえ忘れてしまい、独り身の寂しさはあるにしろ、諦めと申しましょうか、もう自分では手の施しようがありません。

これより先は、嘘でも既婚者ということにしておこうかな。

寂しいけどね。何より色々な意味で自信もないし、余裕もないよ。

そもそも、本当に

「もったいない」

んだか、どうなんだか。

今の俺は

「結婚できないの?やっぱり?だよね〜!」

ぐらいに言ってもらえた方が気が楽だよ。

俺にとって恋愛に向けては障害が多過ぎて、まるでハードなトライアスロンみたいだもん。

何をどれだけクリアすれば良いんだか。

はぁ。

まぁ良いや。キリがないから、この辺で。

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