この何日か、東京は晴天に恵まれることなく、生憎の連休となった。

俺はスマートフォンのカメラ機能を使うことが滅多にない。

いちおうデジタルネイティブと呼ばれる世代に(ギリギリ)入るのかもしれないが、我々の世代……というか、俺……は

せいぜいパーソナルコンピューターの使用

が基本であり、自分が常に持ち歩いている端末(スマートフォン)にカメラがついているという事実をしばしば忘れがちである。

何か変わった植物を川原で見かけ、『写真を撮っておきたいなぁ』とは思っても、自分が(スマートフォンの)カメラを持ち歩いていることはアタマから抜けている。

自分でも信じられないトコロではあるものの、後から『写真を撮っておけば良かったなぁ。…あ!スマホのカメラがあったじゃん!』みたいなケースが結構あった。

パチリと写真に一枚撮れば済んだものを、一生懸命バスの停留所に掲示された時刻表をメモ帳に書き写していたりね(^_^;;

上では世代のせいにしたけれど、俺は写真を撮るのも下手だから、端からカメラに期待していない部分があるのかもしれない。

最近は、何かの災害や事故があった際の生々しい写真や動画がテレビの報道番組でも良く流れるようになった。

どんなに頑張って取材しようが、予知能力でもなければ撮影できるハズもない映像の数々で、良く見ればそんな映像のスミには

視聴者提供

とあったりする。要はたまたま現場に居合わせた一般の方が……恐らくスマートフォン等の……カメラで撮られた映像を、報道番組で使わせてもらっているワケだ。

ちょっと俺には難しい。事件や事故の現場を見れば『あ!』とは思う。ただ、それが『撮影する』という行動へは結びつかない。

そういった理由もあってか、俺のスマートフォンの写真フォルダは基本的に空っぽだ。

写真を撮ったにしても、すぐパソコンの方へ移してしまって、スマートフォンの写真フォルダは空にしておく。

そんな写真フォルダを気まぐれに覗いてみると、珍しく写真が入っていた。

9月19日。先週の木曜日に撮られたものらしい。

不思議なことに記憶がない。どうせ離人感でぼけぼけしていたか何かしたのだろう。

いかにも秋らしい空の写真だ。

せっかくだからブログに載せることにした。

こんな写真でもマメにぱちぱち撮れるようになればブログでも使えるのにな。

もう少し「自分は常にカメラを持ち歩いている」ということを意識しながら生活してみようと思う。

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