面白い夢を見ました。同じ透析施設に通う方から、

「面白いゲームのサークルがあるから覗きに来ない?」

と誘われ、何となく参加することに。

ゲームとはいえテレビゲームであるとか新しいボードゲームであるとか最近のゲームではなく、どちらかといえばカルタとかトランプみたいな伝統的な遊びの雰囲気。

参加者はお年を召した方が多い印象で、半畳ほどの畳を挟んだ一対一のゲームらしい。

教わったルールを箇条書きにすると


・無数にある木札一枚一枚に一つずつ様々な単語が書いてある。

・その木札を小型のポストに柄がついたような独特の箱(『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる「妖怪ポスト」みたいな形状。三角屋根がついたポストの下から細い棒が延びている)に収める。

・半畳の畳を間に対戦者二人が向かい合いに正座で座る。

・サイコロで先攻を決め、先攻から柄を持ってポストをガラガラと振り、中の木札を一枚出す。

・相手(ここでは後攻の者)が木札の単語に関して説明をする。

・説明が合っていれば、木札は解答者の物となり、解答者側の畳の前に一枚一枚木札が並べられる。
単語の説明ができなかった場合(説明を誤った場合)、木札は出題者側の物となって、同様に出題者の前へ並べられる。

・説明が正解であればもちろん、説明が巧い冗談や洒落となっていても良い。あるいは解答が全くデタラメでも、相手に「正解だ」と思い込ませれば解答者は木札を得ることができる。

例えば、「オーディン(北欧神話の神)」と木札にあり、「オーディンとは、温かく、冬に食べると旨いものなり(「オーディン」と「おでん」をかけた洒落)」と答え、出題者が『面白いことを言う』と認めさえすれば木札は相手の物、また解答者が『オーディン』を知らず、その場の適当で『オーディンとは、若者に人気のアイドルグループのことなり』とデタラメに答えても、相手を巧くゴマカシきれれば(出題者もオーディンについて無知であれば)正解となってしまう場合がある。
ただし、嘘が嘘とバレたら、木札は出題者側の物になる。
(ちなみに、木札の内容を説明する際は、「〜とは、〜なり」と言うのがしきたり)

・最終的に、相手より多くの木札を獲得した者が勝ち。


そんなに都合良くポスト(?)から木札が一枚ずつ出てくるワケがないとか、夢ならではの不自然な点はあれ、なかなか粋で面白いゲームだと思いました。

特に、洒落で答えてもポイントになる(木札を得られる)点が面白く、もちろん、そこは意地悪く「面白くない」と断じて木札を相手に渡さないことも可能なのだけれど、その点に於いては

紳士のゲーム

らしく、「面白い!」、「巧い!」と感じたら、素直に木札を相手に差し出すのが決まりだそうです。

夢の中では

江戸中期からあるゲーム

とのことで、特に最近は

認知症予防に役立つとして見直されている

のだとか。(あくまで夢の中でのハナシです(笑))

夢の中に出てきた遊びの割にはルールもちゃんとしていて、実際に遊べそうなので、ポストや木札は用意できないにしろ、適当な紙に問題の単語でも書いて、似たような遊びなら簡単にできそうですし、機会があったらやってみても面白そうかなと思っています。

今日はそんなゲームを夢で見たお話でした。