仮にお気に入りのラーメン屋さんがあったとして、

「ここのラーメンはいつも美味しいね」

感想を店長さんに述べたら、

「いやいや、ウチのラーメンなんてね、ロクに出汁も取ってないし、大したコダワリがあるワケでもありませんしね。絶対に美味いワケないですよ」

そんな言われ方をされたらどうお感じになるだろうか。

どんな事柄にせよ、感想は個人のものだ。多少の謙遜は仕方がないとしても、感想自体を全否定されたら、余り良い気はしないと思う。

たまぁに、本当にたまぁに、容姿を褒められることがある。

俺は自分の容姿が異常に醜いと思い込んでいるフシがあって、前までは少しでも見てくれを褒められようものなら、

『あんた目がおかしいんじゃないの?』

ぐらいの勢いで、全力否定していた。

ただ、逆に自分が他人をポジティブな方向で評価した場合、

やっぱりそこを全力否定されてしまうと

『別にお世辞で言ったワケじゃないんだけどなぁ』

と、どうにも納得しがたい気持ちにさせられたこともある。

「すごいね」

そう思ったのは事実なのに

「いや、すごくない」

そんなふうに返されてしまうと、「すごい」と思った自分自身が否定されたような、何とも悲しい気分になるのだ。

国民性(?)なのか、何か褒められても素直に受け取らず、まずは「いやいや…」と否定(謙遜)して見せる部分は染みついてしまっているので、そこはそれで措くとしても、やはり褒められたら

「ありがとう」

でも何でも素直に相手からの賛辞は受け取っておくべきだと最近になって思うようになった。

『だから何なの?』

って、それだけの記事でした。

それが今の俺のアタマの中にあるんだもん(笑)

もっと色々な面で褒めていただけるような人間になりたいよ。