近所にある割と大きなレンタルビデオ店『G(仮名)』に立ち寄る。その店ではレンタルビデオが一応メインなのだけれども、中古ゲームなども扱っている。
棚にズラリと並んでいるゲームの箱は万引き対策なのか全てカラッポで、空き箱をカウンターで商品と交換してもらうことになっている。手にしたゲームは二つ。「中古あります」と札が差さっている。この札がポイントで「新品あります」と書かれた赤い札のモノは店に在庫されている新品の商品と引き換えられる。札は他に「中古あります」と「現在在庫切れです」の計3種類。当然「現在在庫切れです」の札が貼られているパッケージはカウンターに持って行っても「ゴメンナサイ。アリマセン」ということになる。
今日カウンターに持って行ったゲームは二つ。双方とも「中古あります」当然何事もなく買えるものだと思った。客に渡す商品はカウンターの奥にあって、俺がカウンターに出したのはあくまでダミーのパッケージ。店員さんがカウンターの裏で探してくれている。
待つこと。20分。正直疲れ果てるほど待った。俺の後ろに並ぶ客もあったが、他のレジカウンターに立った店員さんが「こちらにどうぞ」とサバいてくれた。何人先に行ったか、俺のゲームが出てこない。
やっと奥から女性店員が顔を出した。表情が明らかな『なんなんだこのメンドクセー客は?』といった迷惑顔。「あの、こちら在庫ナシとなっていまして」俺は面食らった。だから何だというのだ「お買い上げになることはできないのですが」要するに札の差し間違い。在庫のないソフトに対して「中古あります」の札をつけてしまったということなのだろうが、よりによって2個。「代わりのモノなら御用意できます」代わりのモノというのは…「まぁ、あちらの棚にある別のゲームということになりますけど」
店員が指したのはゲームが並んだ棚。その棚で散々探して欲しいゲーム2つ持ってきたんだから。改めて探す気にもならず。結局無駄なマチボウケを20分もくらって何も買えず。そういえば店員さん、一言も謝ってくれなかったなとか思いつつ今からガリガリ君食べて寝る。今日はちょっと愚痴っぽくてゴメン。