かねがねがちぶ。

人生踏んだり蹴ったり。

2007年12月

26時間ちょっとテレビ。


日本テレビがやりたいことが分からない。31日18:00から『26時間ちょっとテレビ』と称して一連の番組を放送する。

例えば31日21時からの年越し番組は『ダウンタウンガキの使い大晦日SP』ということになっているが、これもあくまで『26時間ちょっとテレビ』内の一プログラムに過ぎない。これが1日21:00終了の『大笑点2008!!』まで続く。

31日18時から翌1日の21時までなのでちょうど27時間ということだ。しかし番組タイトルは『26時間ちょっとテレビ』何故『27時間テレビ』としなかったのだろう。まさか早めに終わる可能性があるとかそういうわけでもないだろう。また無理に番組をくっつける必要性が感じられない。全て生放送でもなさそうだし。

とりあえず俺のテレビの予定は『ダウンタウンガキの使い大晦日SP』は録画、ライブでは21:30まで『K-1プレミアム2007』それから23:30まで『ハッスル祭り2007』を観て…それからどうしようかな。寝ちゃうかもしれない。年末にテレビ東京観るのって初めてかも。

ブックオフにて。


散歩しつつ何となくブックオフに立ち寄る。中古CDのコーナーを眺めていたら何となく気になるジャケットが目に入った。


『新人  筋肉少女帯』


驚いた。つい先日ブログに書いて、そのままやはり過去のモノだと無視を決め込んだつもりのアルバムを偶然にも発見してしまったのである。ちなみに筋肉少女帯の棚にあったCDはただその一枚であった。値段もそれほど安くなっているワケではなかったが、俺はフラフラとそのCDを手に、レジカウンターへ向かったのである。

ウチに戻り、複雑な心境で拝聴したがこの完成度。大槻さんの歌詞が実に素晴らしい。全くブランクを感じさせないのは彼が彼ゆえだろう。きっと若いとか年齢を重ねたとか、そういうことは別にして大槻さんは終始ああいった歌詞を書く人なのだと今更ながらに思った。

勢いとは恐ろしいもので、そのまま持っていない筋肉少女帯のアルバム全て注文してしまった。明後日にはもう届くらしい。代金引換だから、きっと来年始めての買い物は筋肉少女帯のアルバム×4枚。ちょっと幸せ。
新人
新人
活動をしばらく凍結させていた筋肉少女帯、久しぶりの新譜であるが非常にバランスの取れた仕上がりとなっており、大槻ケンヂさんの歌詞が持つ独特の世界観も相変わらず。「イワンのばか」「モーレツア太郎」そして大槻さんのソロ「Guru」のセルフカバーも含まれている。
三柴理(元・三柴江戸蔵)さんの参加(サポート)が非常に嬉しい一方でドラムの太田さんがいないのは少し寂しい…。


年末らしくない。


何をもって「年末らしい」と言うのかどうか分からないけれど年末らしくない。何でだろう。年齢的、かつ主観的な問題なのだろうか。今日ブラブラ散歩していて門松をきちんと飾ってあるお宅は一軒しかなかった。

20年ほど前は、クルマのフロント部分にもちゃんとオカザリがくくりつけられていて、それがアタリマエだった気がする。最近は余り見ない。

バブルの頃に少年期を過ごしたので、もしかすると当時が色々と派手だったのかもしれない。クリスマスにしてもそうだ。何だかもっと季節感を強く感じた気がする。

今は元日からオープンしているお店も多く、年末だからといって特別に何かを買い込むとか、そういったこともする必要がなくなったし。

若い人はかつて、年越しのテレビ番組といえば『ゆく年くる年』で民放各局全部同じ番組を同時に流していたことなど知らないのだろうな。そういう時代があった。

そういえば今年も年賀状書いてない。

俺と筋肉少女帯…5。


しかし年を経るにつれて次第にその情熱も冷め、1994年発表のアルバム『レティクル座妄想』を最後に、俺は筋肉少女帯を聴かなくなった。ちょうど社会人になった頃だと思う。しばらくぶりに懐かしくなって調べてみると、筋肉少女帯にも色々あったようである。活動を凍結していたことは何となく聞いていたが、どうやら昨年から解凍、活動を復活させ、今年9月には『新人』なるニューアルバムも出しているらしい。

聴いてみたい気もする。怖い気もする。まさか筋肉少女帯に触れることで、また俺の中の爆弾魔が再び動き出すことはもうないだろうが、もし仮に『新人』を聴いても全く心の琴線に触れなかった場合、筋肉少女帯が変わってしまったとも思いたくはないし、筋肉少女帯が変わっていないとするならば、その良さを理解していた感性を失ってしまった自分に気付くのもいやだし。

筋肉少女帯は俺の狂気と共にいたのだろうか。


俺と筋肉少女帯…4。


しかし俺が犯罪へ走らなかった理由はそれだけではない。筋肉少女帯にもあった。今に至るも現状は大して変わっていないが、当時は犯罪とメディアが結び付けられて報道されることが多かったのだ。ある犯罪の容疑者はホラームービーのファンだったとか、ロリコン雑誌を読んでいたとか、そんなような。俺の部屋は筋肉少女帯と、聖飢魔?と、オカルト雑誌、ミリタリー雑誌で溢れていた。俺が重大な犯罪を犯せばマスコミは大喜びだったと思う。特に「私はこの世の全てを憎む」などの文言が数多に掘り込まれた学習机などは衝撃的だ。今でもその机は実家にあるが、狂気に満ちている。見ていて禍々しさすら感じる程だ。

聖飢魔?なども「我々は悪魔だフフフヒヒヒハハハ」などと白塗りの顔を意地でも素顔と言い張る姿勢でテレビに出演していたし、筋肉少女帯にしても「高木ブー(さん)などをネタに意味不明の歌詞を怒鳴り散らすイロモノ(キワモノ)バンド」とした扱いが強く、ここで俺が犯罪を犯し、その上熱心な筋肉少女帯ファン、聖飢魔?信者だと知れたら、面白がってそれをマスコミが取り上げたりして、関係者に多大な迷惑がかかるような気がした。実際に例えば筋肉少女帯であるなら『サボテンとバントライン』という少年爆弾魔のことを歌った曲などがあって、俺が爆破事件などを起こすと、その楽曲と犯行の関連性などを無理矢理にこじつけて取り上げられるように思われたのだ。

結局、知識はない、金もない、意気地もないというワケで、俺は凶悪犯罪者とならずに済んだわけだけれど、そういった狂った青春時代、常に聴いていたのが筋肉少女帯なのである。

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プロフィール

nanny

恥ずかしがりで寂しがり。

Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。

糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。

2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。

ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。

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