かねがねがちぶ。

人生踏んだり蹴ったり。

2008年07月

髪の毛を切りに…5。


案の定、前髪パッツンのヘルメットであった。くそう。何てことをしてくれたのだ。髪の毛を濡らし、ブローして、何とか自分好みの髪へとモって行く。頭皮が弱いので整髪料は使えない。頼りは水とドライヤーだ。結果。何とか格好はついた。ドライヤーをデジタルカメラに持ち替えたりと色々忙しかったが何とかヘルメットからは脱出した。
一時はどうなることかと思ったが、なかなか爽やかな髪型といえば爽やかだ。高校生時代、こんな頭をしていたっけ。しかしヘルメットにされた時には驚いたな。多分あの理髪店には二度と行かないだろう。しかしサイドとバックの仕上げは完璧だ。耳にも首にもストレスはない。洗髪も楽だった。

髪の毛を切りに…4。


「お疲れ様でした」柔らかなブラシで、首周りにヘバリついた細かい毛を落としながら、初老の理髪師が言う。メガネを返してもらって、なるべく大嫌いな自分の顔は見ないように、頭を、見た。第一印象。ヘルメット。何だかヘルメットみたいな頭にされてしまったようだ。「真ん中で分けて」という俺の希望は何処へ行ってしまったのか。慌てて帰る。帰るが確認する方法がない。ウチには鏡がないのである。仕方なく自分の髪型を写真で撮る。なるべく顔は映らないように。こんなに醜い自分の顔を映したとあってはカメラが穢れる。あくまで被写体は髪の毛だ。


髪の毛を切りに…3。


メガネをかけているのだが、当然髪を切ってもらっている間、メガネは外している。なので鏡を見る心配はない。と、同時に、一体今の自分の頭髪がどんな状態なのかを確かめる術もない。何せ裸眼で0.01のド近眼だ。心配をよそにシャキシャキとハサミは動いている。そして終了。A4サイズ程の鏡で後や横の確認。「こんな感じでいかがですか?」。「いかがですか」と訊くならばまずメガネを返しておくれ。さもなきゃあ何も見えないではないか。まぁいずれにせよブサイク、どんな髪型にしたって変わりはしないのだから「それで良いです」。顔を剃ってもらって、シャンプーしてもらって。気持ち良い。本当に気持ち良い。でブローしてもらうわけだが、妙に髪を撫で付ける。オデコに櫛が当たる。はて。

髪の毛を切りに…2。


いずれにせよそろそろ手に負えなくなってきたので理髪店へ行く。ぶらぶら歩いて見つけた古ぼけた理髪店。ここでいいだろう。構わずに入る。理髪店で好きなことが一つだけある。顔剃りだ。自分ではなかなかそれないオデコやウナジ辺りを良く切れるカミソリでもってサッサとやってもらうとヒドく気持ちが良いのである。
「今日はどんな感じにしますか」。考えてもいない。まぁ普通に真ん中で分けて、前髪はもうちょっとあっても良いから切らないでいい。でも横と後は短めに。耳や首にかからない程度に。
シャキシャキと小気味良くハサミが鳴り出した。

髪の毛を切りに…1。


去年の今頃は完全なツルッツルのスキンヘッドだったので髪の毛の伸びが気になります。耳や首にちくりちくりと毛先の当たる感覚が不快です。前髪はやっと目にかかる程度。一度調髪はしてもらっているけれど、まだ全体のバランスが悪い。前髪はまだまだ短いのに、サイドやバックの毛は少し伸び過ぎている。気になったので理髪店へ向かった。
ロン毛時代、自分でバリカンを使って短髪にしていた時代、スキンヘッド時代とあるので、特に決まって通う理髪店などないのである。そもそも理髪店や美容院は苦手だ。俺の何より嫌いな鏡がある。鏡がある場所はエレベーターだって避けたい。俺は醜い自分の容姿が心底大嫌いなのであった。


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プロフィール

nanny

恥ずかしがりで寂しがり。

Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。

糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。

2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。

ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。

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