かねがねがちぶ。

人生踏んだり蹴ったり。

2008年08月

落雷。


落雷の影響だと思うのだけれど、パソコンがネットに繋がらなくなりました。モデムがイカレちまったのかなぁ。。今は携帯電話からのアクセスです。ネット環境が復帰するまでブログ更新できなくなるかも。


竹林…5。


近所のおじさんやらおばさんも出てきて、モノモノシイ雰囲気となった。結局何が起こったのかははっきり分からない。ただそれ以来、その友達の親などから竹林で遊んでは絶対ダメとキツく戒められるようになってしまったのだ。しかし具体的に柵が立てられるとか、フェンスが張られるといったこともなく、入れてしまうので、どうしても興味半分入ってしまう。特に何もない。ただ一つの違いは防空壕だった。入り口をセメントで固めて完全に入れないようになってしまっていた。
これは事実の羅列に過ぎない。オートバイの全裸の男と、警察の捜査、防空壕の封鎖に関連性があるのかどうかは分からない。ただ俺には何となく一連の何かがあるような気がして仕方ないのだ。

竹林…4。


しかし、薄暗い竹林の奥からまたあの男が現れるのではないかと思うと何だか恐ろしく、俺は足早にその場を後にした。
しばらく時間が経った。夏の暑さは過ぎ去り、そろそろ半袖、半ズボンでは厳しい季節になる頃、そんなことも忘れてまた竹林で遊んでいると、竹林の持ち主であろう老人が防空壕の柵の前で不安そうにしていて、遊びに来た俺たちを見つけるなり怒鳴り散らして追い払うのだった。
貴重な遊び場である竹林に入れない。一応「私有地につき立ち入り禁止」の札は立っているのだが今まで中で遊んで叱られたことなど一度もない。何で入ってはいけないのだろうと仕方なく友達の家の中で遊んでいるとパトカーのサイレンが何台も近付いてきて、裏で止まった。
「何だろう?」当然の如く飛び出して裏の竹林へ。すると警察がロープを張って竹林全体を立ち入り禁止にしてしまった。ドラマで見るようなスーツを着た刑事さんの姿もあった。

竹林…3。


夕方になって帰る時には、友達の家の周りをぐるりと回って再び竹林の入り口の前を通らないとならない。少しだけ怖かった。あの全裸ヘルメットが待ち受けているのではないかと思った。ただ友達に「送って行って」というのも恥ずかしく、俺は一人で薄暗い竹林の前に向かった。果たしてオートバイも、男の姿もなくなっていた。はて、ここで不思議なのは、友達の家で遊んでいる間、オートバイのエンジンを始動させる音やら排気音が全くしなかったことだ。そんな環境であるからセミの声が響くばかりで静かであったし、あれだけ大きいバイクが動き出せばそれなりの音は聞こえてきそうなものだった。俺が「男がまだ待ち受けているのではないか」と畏怖したのも、そういった「男がオートバイと共に消え去った気配」が全くなかったからだった。しかし実際に男もオートバイも消えていた。

竹林…2。


周りオートバイの持ち主らしい人物の姿はない。ピカピカに磨かれたバイク。「かっこいいね」「うん」。とても大きなバイクだった。今思えば750ccとか1000ccとか、そういったクラスのバイクではなかっただろうか。と竹林の奥がガサリと鳴って、全裸の男が姿を現した。瞬間、オートバイの持ち主はこの全裸の人物だと思った。それはこの全裸の男がフルフェイスのヘルメットを被っていたからだ。まずあったのは恐怖だった。相手が全裸だったからではない。オートバイに近付いたことを咎められるのではないかという恐怖が先んじた。男はバイクの陰になって見えなかった俺たちを認めると、黙って突っ立っていた。この男はどこから来たのか。何故全裸なのか。ヘルメットの奥の表情も見えず不気味に感じた俺は「行こう」と友達に声をかけて、友達の家の方へと走っていった。

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プロフィール

nanny

恥ずかしがりで寂しがり。

Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。

糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。

2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。

ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。

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