町を歩いていて、見知った、懐かしい顔を見た。
俺の人生で、三番目に俺を好きになってくれた女性だった。
そして同時に、三番目に俺から離れて行った女性でもある。
少し髪型が変わっていたものの、彼女は当時とほとんど同じ姿で、そこにあった。
彼女の隣には、二人の男性がいた。一人は俺と同年代で、もう一人は、また幼い男児だった。
前者は恐らく彼女の夫。後者は恐らく彼女の息子。
付き合っていた当時、俺の体重は90kgを超えていて、それでも彼女は俺のスタイルが好みのようだった。太った男が好きなのだ。
好みのタイプは相変わらずのようで、夫と思しき男性も、実に立派な体格をしている。
何となく彼女と目が合った。
彼女の唇が、少しだけ動いた気がした。
瞬間、彼女は、視線を左下に下ろす。
そう。利口な女性だった。間違いなく俺と確認する方法を思い付いたらしい。
右腕の白いアザ。彼女はそれを見ようとしたに違いない。
しかし生憎の寒さで、俺は長袖を着ていた。
白アザは隠れている。
擦れ違い様、また彼女と目が合った。
彼女は何だか緊張した顔をして、一度だけ頷いた。
俺も頷き返す。
一瞬、彼女は微笑んだ。
その間に交わされた心の会話が誰に分かろう。
『随分痩せたけれど、多分あなただよね?? 大丈夫??』
『心配ない。大丈夫だ』
『良かった。お大事に』
多分、そうだったのだと思う。
勘違いかも知れないが、何故か、はっきりと分かった。
勘違いかも知れないが。
2010年05月
何も考えていないのかな。
たまに遊びに来るネコさんがいます。部屋にいる時は、割りと触らせてくれる。
「ネコさん」と呼ぶと、返事をしたり、寄って来たりもする。
ところが外では、近寄ると逃げてしまう。
顔を覚えていないのかな?? と思えば、「ネコさん」と呼ぶと、返事はする。
覚えているのだか、忘れているのだか。
先日、また部屋にやって来て、布を振ってやると追い掛けて遊ぶので、そうして遊んでいると、少し引っ掻かれてしまいました。
少し出血もしました。
すると、何だか申し訳なさそうな顔をしています。
それ以来、布を振っても遊ばなくなりました。
ケガをさせてしまったことを、後悔しているかのようです。
そんな意識があるのでしょうか。
だとすれば、相当に利口なハズなのに、外では人の顔を忘れているかの如く振る舞う。
頭が良いのか悪いのか、良く分かりません。
減量をしていると、不思議なことが多いです。
一体、「太る」とは何だろう。
お水と、和牛のサーロインステーキ。どちらをクチにしたら太りますか??
間違いなく、和牛のサーロインステーキです。
200gの和牛サーロインステーキは、1000kcal程あります。それに対して、お水は、1リットルでも2リットルでも0kcal。
でも、200gの和牛サーロインステーキを食べた直後は、200gしか体重が増えていないハズなのに、2リットルのお水を飲んだ後は、2kgも体重が増えている。
クチにした直後では、お水の方が太る(単純に、体重が増える、と言う意味)のです。
でも、延々と和牛サーロインステーキを食べ続けた人は、着実に太り、お水ばかりを飲み続けた人は、段々と痩せて行く。
沢山食べた翌日に、特別に排泄が増えたと言う話も余り聞きません。
一体、ドコへ消えてしまうのでしょうか。
今食べた食品が、間違いのない自分の体重として反映される段階は、いつなのでしょうか。
良く、分かりません。
不思議だなぁ。
目を閉じると、ある光景が、ハッキリと浮かびます。
まず背景に、昭和の頃の事件や事故の映像(モノクロームの静止画)らしきモノ。普通の風景があったりもします。
実際に見たことのある画像かどうかは分かりません。ただ、有名な三億円事件容疑者のモンタージュ写真等もありました。
それらの画像が、立方体の面々に印刷されていて、それがクルリクルと回転しながら変わるようにして、転換して行きます。間隔は3秒おき程度。
その背景の上には、人の顔。いずれも知らない人の顔なのですが、片目が異常に大きかったり、顎が歪んでいたり、鼻が曲がっていたり、少しイビツな顔をしていて、表情は全くなく、真正面を向いています。それらの顔は透けていて、顔を通して前述の背景を見ることが出来ます。
更にその上に、白い明朝体の文字で、人の名前らしきもの。「細川たかし」や「明智光秀」と言った、有名な方のモノと思しき名前もあるものの、ほとんどは「鈴木真」、「佐々木優子」、「石川次郎」等、全然知らない人の名前で、たまに「シウレペ」、「ボガロ」、「ビレーゼンセン」等、意味不明のカタカナ文字列も現れます。
その人名やカタカナ文字列は、左右2列、上下3列の合計6個現れ、5秒おき程度で、新たな内容に更新されます。
その映像が見えている間、前衛的な音楽のような、少し気味の悪い音が、小さく聞こえます。
その映像と音が、とにかく一瞬でも目を閉じると発生(?)するのです。
そして、 見えている間、心が騒いで、とても強い不安と恐怖を覚えます。
幻覚の一種でしょうか。
昨夜遅くからあり、眠ろうと思い目をツブれば見えてしまいますから、怖くて怖くて仕方なく、良い歳をして、眠れなくなる程でした。
今でもマバタキの一瞬さえ、その映像と音がヨギります。
スゴく不気味なんですよ。怖い(>_<)
早く消えてくれないかなぁ。
(何となく関係がありそうなので、離人感タグを付けておきます)
キヤノン社製のプリンタを使っていて、黒が出なくなってしまったので、インク切れかと思い、新しいインクカートリッジを買って来てセットしたのに、やはり黒が出ず、色々と試してみたけれど、結局、直らず仕舞い。
第二の副業ではパソコンを使います。書類を作成した後、ほとんどのケースでは、メールにデータを貼付するカタチで、パートナーに送信するだけで済んでしまいますから、何かをプリンタで打ち出すといったことは、余りありません。
しかし今回請けた仕事は、何故かクライアントの方で、パートナーを通さず、直接、俺の方から郵送して欲しいと言うので、プリンタを使う必要がありました。
仕方なく、急遽ヤマダ電機で、プリンタ探し。取り急ぎだったので、お金に余裕もありませんし、とりあえず安い物を。
結果、エプソンの『EP-702A』を、12600円で購入。
もう少し安い物もあったのですが、『EP-702A』はスキャナも搭載されている、色々と高機能な、所謂、複合機で、今だけの特価に釣られて、思わず買ってしまいました。
スキャナの他にも、画像の入ったメモリーカードを入れるだけで、パソコンを介さずに印刷できる機能や、携帯電話の赤外線通信を使って、無線で写真を印刷できる機能等があります。
少し筐体が大き目なのと、オートシートフィーダ(自動給紙)がなく、用紙をその都度セットしてやる必要があることが少し難点かな。
スキャナを応用したコピー機能もあり、なかなか便利です。
こう言ったプリンタ複合機は初めて購入しましたが、随分と綺麗にコピーできるんですね。
ニセ札を作りたくなる気持ちも、分かる気がします。
6色インクで、綺麗に印刷できるのは良いのですが、インクが割りと高価(6色セットで5000円程度する)なのと、一番多く使うと思われる黒インクも、他のインクと同量のカートリッジなので、その点が、今後使ってみて、どうかなぁと、少し不安です。
ただ、店員さんの説明では、それでもランニングコストは、他の機種と比べて、比較的安く済む製品だとか。
割りと、内容の一部、ほんの1ページや2ページの内容を読み返したい為に、捨てられずに保管してある雑誌があったりします。
そのような雑誌をスキャンして、部屋の整理にも活用してみようかと考えています。
EPSON MultiPhoto Colorio フォト複合機 6色染料インク EP-702A
販売元:エプソン
発売日:2009-10-07
おすすめ度:
クチコミを見る
nanny
恥ずかしがりで寂しがり。
Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。
糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。
2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。
ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。