かねがねがちぶ。

人生踏んだり蹴ったり。

2012年09月

片月見に気を付けろ。

今日は中秋の名月。

お月見です。

とは言え、東京は台風の影響で雲はモクモク風はビュービュー。

恐らくお月様は顔を出して下さらないことでしょう。

スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは何日も前から月見団子を始め、お月見に関する商品が売られていました。

何か季節のイベントがある度に様々な商品(食品)が売り出されますが、何日も前から販売して買って行く人はあるのでしょうか。何となく当日に購入して当日に消費するケースが殆どであるように思えます。

今年のお月見商戦で特に目立ったのは、ピラミッド型に盛り付けたお馴染みの月見団子ながら、頂点のお団子だけが黄色い物。(後は白いお団子)

皮に栗か何かを練り込んだ餅だか餡を用いた黄色くて丸いお団子を、中秋の名月に見立てているのでしょう。

どうして今までなかったのだろう?と思うようなアイデア。(俺が気付かなかっただけで前からあったのかな?)

飾って食べたい気持ちはあれど、あのピラミッド型のお団子の山は結構な量(本来は十五夜と掛けて15個であるハズ)になります。

一人で頂くには、とてもとても。

肝心のお月様もなければお団子もない。ちょっと寂しいお月見になりそうです。

我ながら上手くないな。

今夜はテレビ朝日系列で『ボーン・スプレマシー』が放送されるようです。(『日曜洋画劇場』枠)

この映画はレンタルDVDショップで借りて鑑賞したばかり…(^_^;;)モッタイネー

まぁ今は最近作である『ボーン・レガシー』が公開中なので、『テレビで(シリーズの旧作を)やるかなぁ』とは思っていたのですが。 ← 負け惜しみ。

『〜スプレマシー』は「ボーン・シリーズ」で言えば二作目だったかな?

前にも書いた、抜け忍の映画を観ているような印象は、最終作まで拭えませんでした。

またアクションシーンも最近の映画にしては生々しく、マットデイモンの好演もあって、主演のジェイソン(マットデイモン)がボコボコにイジメられているように見えます。少し可哀想と言うか何と言うか。

ジェイソンも非常に(戦闘が)強いキャラクターではあるものの、マットデイモンにはスティーブンセガールチャックノリスのような”無敵感”がなく、うっかりすると負けて(=殺されて)しまいそうなトコロがあります。

カタキ役に当たるCIAの連中も自国の映画とは思えぬ冷酷さで、単なる保身の為だけに電話一本で殺人司令を出すレベル。

色々な意味で血生臭くて人間臭い、温度のある映画でした。

最新作である『ボーン・レガシー』は「ボーン・シリーズ」と同じ世界観でありながら、主人公はジェイソンではなくなっているようで、そちらにも少し興味があります。

腹膜透析(CAPD)生活をしていた頃は日に四度も作業しなければならない都合から映画館へ足を運ぶことが困難だったのですが、二日に一日はポッカリと空く血液透析生活となった今でも何となく仕事があったり単に面倒だったりで、なかなか劇場へ足が向かず。

障害者手帳(人工透析患者にも交付される)を受付の方に提示すると、映画料金が割引になったりする、ありがたいサービスもあるんですがね(^_^;;)

あ。

整いました。

最新作『ボーン・レガシー』と掛けまして、

DVDを借りて観たばかりの映画がテレビで無料放送されると解きます。

このココロは。

コウカイ(公開、後悔)しています。

お後が宜しいようで。

新味、嬉しい味。

昨日は夕飯を摂るべく、中華料理屋さんへ入りました。

俺のような人工透析患者が外食をしようとすると、やはり塩分を始めリンやカリウムが気になります。

リンやカリウムに関しては幾らか透析で抜けて行くでしょうし、摂り過ぎても医療機関の方へ直ちにバレてしまうようなこともなく(俺の通っている施設の場合、血液検査は月に一度だけしかない)、その後の食生活で何となくバランスを取って行けば(摂り過ぎた翌日は減らす等)良いような気もするのですが、問題は塩分。

塩分を摂り過ぎると喉が乾いてしまい(クチの中の塩辛さを洗い流すような目的で水が飲みたくなるレベルとは全く違う。体が欲する感じ。ガマン出来るとか出来ないの問題ではない)、水分まで欲しくなってしまいます。水分を摂れば体重が増え、それは次回の透析時に大きく影響して来る。

何となくレシピ等が徹底的に管理されている外食チェーン店ですと、融通が利かない(「〜を減らして」、「〜を抜いて」と注文しても、受け入れて下さらない)ように思えた上、塩分も高そうな気がし、個人で営まれているお店を選びました。

カウンター席だけのある小さなお店。他に客はおらず、壁にベタベタと貼られている油で薄汚れた短冊形のメニューには予想通りのチャーハンが。

チャーハンならば大体の使われている具の予想が付く上、汁気もないので(特にメガ盛りでもない限り)食品自体の重量も少なく済みそうです。

まず氷の入った美味しそうなお水が出て来ました。

「あの、すみません。チャーハンを出来るだけ薄味でお願い出来ますか?」

「薄味?塩を使うなっての?」

「はい。無理なら結構です」

「出来るよ。薄味ね」

「申し訳ないです」

ちょっと怖そうな店長さんでしたから、躊躇もなくはなかったのですが、女性の看護師さんに叱られる恐ろしさに比べれば100倍マシ。(ごめんなさい)

慣れた手付きで豪快に中華鍋を振りつつ、こちらに背を向けたまま店長さんが仰います。

「お兄さん、血圧でも高いって言われたの?」

「え…?」

「いや、若いのに塩気を気にするなんてさ。健康診断で何か言われた?」

「あぁ。いや、はい。まぁ、そんな感じです」

人工透析が云々…と説明するのも面倒で、適当にお茶を濁しました。

「腎臓(注:心臓と言ったのかも)でも悪くすると大変だからねー」

「そうですね…」

『もう悪いんだけれどな…』なんて思っている内、店長さんがお皿へ器用にチャーハンを盛り付け(中華鍋のチャーハンを大きなオタマへ空けてポンとやるアレ。綺麗に丸くチャーハンがお皿に乗る)、今度は何やら小さい丼のような器を手に取ります。

「あ。ごめんなさい。チャーハンにはスープみたいな物が付きますか?」

「うん。スープと漬け物が付くよ」

「ごめんなさい。チャーハンだけで良いです。そのままの値段で結構ですから、お新香とスープを抜いて下さい」

「スープも薄味に出来るよ。お湯で薄めれば良いんだろ?」

「ありがとうございます。でも結構です」

「あー、そう」

相変わらず他に客はなく、黙々とチャーハンを頂きました。注文通りの薄味ながら、美味しかったです。

店長さんは、お酒なのか透明の液体が入ったコップを片手に、何となく俺を眺めている様子。

食べ終わり、食後の薬を水なしで飲み込んで、ポケットから財布を取り出そうとすると、

「ちょっと訊くけど、お兄さん、もしかすると透析を受けているんじゃないの?」

「え!?」 ← 驚いて大きな声を出してしまったような気がする。

「人工透析」

「何故そう思うんですか?」

「チャーハンを単品で選んだし、塩分は気にするし、スープも要らないって言うし、今は今で水も飲まずに薬を飲んだだろ?」

会話の流れで『この人は人工透析を理解して下さっている』と思いました。

「はい。昨年から人工透析を受けています」

「やっぱり」

「良く御存知ですね」

「俺の親父も透析患者なんだ」

「そうなんですか?」

「もう何十年も病院へ通っているよ。薄々勘付いてはいたけれど、お兄さんが水まで飲まないトコロを見てピンと来た。親父も息子が作ったラーメンも食わない」

怖そうな店長さんが笑顔を見せます。

「若いのに大変だ。サービスでビールの一杯でも出してやれれば良いんだが、飲めねぇもんなぁ」

「お酒は大好物だったんですがね。お気持ちだけ頂いて置きます。せっかくお水まで我慢したのに」

「無駄になっちゃうもんな」

透析を理解して下さっている方との会話は、いちいち説明する手間がないので、リズムが良く気持ち良いです。

透析を知らない方との会話ですと、まず水分が余り多く摂れないと言うことから始めなければなりませんし。(それぐらい知られていない。『色々と制限はあるにしろ、水やお茶ぐらいは飲めるだろう』と思われていることが圧倒的。かつての俺もだったが)

お会計の後、店長さんが「頑張ってな」と仰って下さいました。

透析患者自体が増えてしまうような世の中は望みませんが、人工透析への理解を持って下さる方と触れ合えることは嬉しいです。

美味しいと言うか、あっさり味の優しくも嬉しいチャーハンでした(^_^)

長過ぎる昼休み。

第一の副業で出先にいます。

ポカンと時間が空いてしまった為、漫画喫茶で休憩中。

何かと飲食に不自由な血液透析生活(病院自体が違うせいかも知れないが食生活は腹膜透析の方が圧倒的に楽だった。そう言った意味でも人工透析導入時に腹膜透析を選んだのは正解だと思っている。いきなり血液透析の厳しさに見舞われていたら精神的に参っていたかも知れない)にも慣れて来たのか、余り飲食物の誘惑が気にならなくなって来ました。

ドリンクバーコーナーで頂いた僅かな氷が美味しいです(^_^)

少し雑誌でも眺めた後、またお仕事。

帰りは何時頃になるでしょうか。

昨夜は血液透析があり入浴が敵わなかった為、早くシャワーが浴びたいです。

恐らく夕飯も外食となると思われます。

何か俺に適した良いメニューが見付かれば良いのですが。

たまには外食も良いですね。

今から楽しみです(^_^)

悪いのは俺なんだから。

今日は第一の副業で出掛けなければなりません。

帰りは遅くなりそうな…。

おかげさまで、血液透析生活へ入ってからも体調は良く、少し痩せて見えること以外は

「とても人工透析を受けているようには見えない。(寧ろ太っていた頃より健康的に見える)」

との評価を頂くこともシバシバで、嬉しく思っています。

ところで、昨日の血液透析では、例の件で気が滅入っていたのを担当の看護師さん(透析の度に代わる)に見透かされたらしく(自分では普通にしていたつもり。つくづく医療に携わる方々の観察眼は鋭い)、要らぬご心配をお掛けしてしまったようです。

何となくリンの件を打ち明けると、カルテ(なのかな?毎回の透析や血液検査のデータ等が纏めてファイルされている)へ目を通しつつ

「確かに(リンの値が)低くはないけれど、前々回の検査よりリンは下がって来ているよ。最近のnannyさんは体重の管理も優秀だし、全部を一遍にやろうとしたって無理なんだから、ゆっくりで良いんじゃない?神経質になり過ぎると他の病気になっちゃうよ」

と仰って下さり、強い励みとなりました。

(一方、リンのことを教えて下さった前回担当の看護師さんにも帰り際に呼び止められ、「色々言い過ぎちゃったかな?大丈夫?余り気にしないでね」なるお声を掛けて頂きました。看護師さん同士の情報共有能力にも驚かされるばかりで、うっかり変なことでも言おうものなら、たちまち看護師さん全体に知れ渡ってしまいそうで少し怖いぐらいです。まぁ職業柄、患者の健康状態等を把握する為にも致し方のないことなのでしょう)

救われた気分の一方、スタッフさん方のお心遣いに余り甘えるようなことはせず、少しずつでもバランスの取れた食生活を目指して行きたいと考えております。

面倒臭い患者で申し訳ありません。

(ここで謝っても仕方ないけれど…)
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プロフィール

nanny

恥ずかしがりで寂しがり。

Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。

糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。

2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。

ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。

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