ちょっと前に流れていた医薬品のテレビコマーシャル(今も流れているかも?)で、いささかお疲れ気味なご婦人(の演技をする女優さん)が

「機嫌が悪いんじゃない。調子が悪いの…」

なんて仰る内容のものがありました。

なかなか上手い言い回しだな、と。

確かに、調子が悪いと、人や物への対応がオザナリになったり、乱暴とも取れる程イイカゲンになってしまったりすることがあるんですよね。。

もう自分のことに精一杯で、周囲を慮る余裕がなくなってしまう。

まだ慣れた人が相手であれば、そんなことがあっても後からお詫びなり申し開きをさせて頂く機会が与えられるような気もする一方で、滅多にお会いすることがないような方、或いは初対面の方に対してであったりすると、取り返しが付かなくなってしまう場合もあると思われます。

例えば具合が悪い状態で病院へ行き、余りに待たされるものですから、受付の事務の方や看護師さん等に、文句までは言わないまでも、ついヒドくブッキラボーな態度をしてしまう時であるとか…。

後から『悪いことしちゃったな…』とは思えど、次にいつお会いできるかは分かったものでなく、お名前も存じ上げなければ、お顔すら忘れてしまい、まして、何日間何週間と経ってから

「あの時は申し訳ありませんでした」

と告げたトコロで、暴力を振るわれたワケでも、何時間にも渡って小言を聞かされたワケでもなければ、相手の方もナンノコッチャ分からなくなっていることでしょう。

すると行き場のない罪悪感は、ひたすら無配慮であった自分のオトナゲのなさへと向けられるのです。

もちろん悪いのは自分以外の何者ではありませんから、そんな罪悪感も戒めとして深く受け留め、正さなければならないのだけれど。

内臓を傷め、何かと調子を悪くすることも多い身。

調子は悪くすれど、機嫌が悪く見られるような無法な振る舞いは、避けるようにしなくては。

寧ろ調子が悪ければ、何かしら人様のお世話となり、ご面倒をお掛けする結果となることも多いと思われます。

そんな時の為に…というワケでもなく、なれば尚更、周囲の方々に煙たがられるような存在になるべきではないと思うのです。

今、こうして生きていられるのも皆さまのおかげ。

たとえ捨て鉢になろうとも、同時に感謝の念は常に抱いて生きて行きたいと思います。