こんにちは。
今日も離人感が強く、もしかすると支離滅裂な文章になってしまうかもしれません。
あらかじめお含み置き頂ければと存じます。
皆さんの中にも、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。話題の映画、『カメラを止めるな!』。
映画としては破格の製作費300万円(!)ながら、その興行収入は10億円超え確実とも目される、正に
モンスタームービー。
そんな『カメラを止めるな!』に、盗作疑惑が浮上しているそうです。
盗作元とされるのは、『GHOST IN THE BOX!』というお芝居(舞台演劇)だとか。
ここで俺が注目したいのは、
本当に盗作なのか否か?
という点よりも、『カメラを止めるな!』は大ヒット満員御礼が続き、一方の『GHOST IN THE BOX!』は少なくとも俺の耳にタイトルが届くことすら今まで全くなかった点。
仮に完全なる盗作だとして、映画の方はヒットを遂げ、お芝居の方はそこまで至らなかったというのも面白いハナシです。
上記リンク先の記事に拠れば、
口コミを中心に評判が広がり続け、累計上映館数が全国190館(8月17日現在)を突破。役所広司ら、芸能人がこぞって絶賛(以下略)
とあります。今やクチコミが文字通りの"人間のクチ"のみならず、SNSを中心としたネットを介して凄まじい勢いで広がる時代です。
そんな中にあって、著名な芸能人や有名人(いわゆるインフルエンサー)までもが称賛したとなれば、その勢いは凄まじいものとなるでしょう。
要は、『GHOST IN THE BOX!』も既に大ヒットしていて、それに『カメラを止めるな!』が続くカタチとなっていれば、ここまで大きな問題にはならなかったのかもしれません。
また、『カメラを止めるな!』製作サイドも、今のヒットを予見できていなかった可能性すらあります。
想像以上の話題作となってしまったからこそ、盗作疑惑が表面化してしまった、というか。
大きな製作会社なり配給会社なりが映画の企画段階から携わり、それなりのバジェット(予算)を組んで作られた映画なら、その辺りも先んじてクリアしていたような気がするんですよ。
ただ、そのような問題をクリアして上で、それなりの製作会社なり配給会社なりが関わり、それなりの資金を注ぎ込んで『カメラを止めるな!』を撮った場合、今度は今のヒットがなくなってしまっていたかもしれない。
……
何せ「監督も無名、超低予算なのに面白い!」というのが同作品最大のセールスポイントであるとも考えられるのだ。
……
難しい問題ですよね…。
それは盗作なんてアリエナイのだけれど、たまたま手にして買って読んだ小説が、自分が書いた小説にソックリだったことがあります。
アリエナイというのも、その小説を俺が一切発表していなかったからで、例えばその小説を俺がブログにアップしていたとか、何かしらの懸賞に応募していた(その審査員の中に件の小説を上梓した作家さんがいた)等の事実があれば、ハナシは変わっていたかもしれません。
音楽にしろ文学にしろ映像作品にしろ、これだけ様々な作品が巷に溢れているワケで、また、それぞれのクリエイターにしても何らかの作品からの影響は確実に受けているワケで、盗作とまではいえないまでも、
そこはかとない既視感
はあって然るべきだとも思うのでした。
ナンデモカンデモ
アレはコレのパクリ
にされてしまっては、何も作れなくなってしまいます。
『カメラを止めるな!』の盗作元とされる『GHOST IN THE BOX!』にしても、何かしらの作品の影響下にはあるハズで。
てか、この記事は『GHOST IN THE BOX!』も『カメラを止めるな!』も全く知らない人間が書いています(笑)
まぁ、
『ちょっと似ているなぁ』
から
『丸っ切り同じじゃないか!』
まで色々あるでしょう。
インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ…。
確かに、これはあくまで一般論として(この『GHOST IN THE BOX!』と『カメラを止めるな!』の問題とは無関係で)自分が作った作品はイマイチ注目もされず、どうもそれの模倣と思しき作品が大ヒットしていたとしたら、余り良い気がしないだろうな、とは思います。
ハナシを戻して、『カメラを止めるな!』のスマッシュヒットは、プロアマを問わず映画製作へ携わる多くの方や、クリエイターを目指す方々に、大きな夢を抱かせたのではないでしょうか。
そこにケチが付くようではいけません。
今般の問題が速やかかつ穏便に解決し、全てが丸く収まることを望みます。
ある優れた作品が爆発的に売れたと思ったら、今度は
こういうハナシ
が出て来るというのも、何だか嫌なものですね(+_+)