少し(だいぶ?)古い作品となりますが、夢枕獏さんの小説を原作とした『陰陽師』(オンミョウジ)という映画がありました。

その中で、陰陽師である安倍晴明(演:野村萬斎さん)さんが、劇中で一種の狂言回し的役割も果たしている源博雅(演:伊藤英明)さんに

「呪(劇中では「シュ」と発音されている。文字通り「呪い」のこと)とは何か」

を問われ

「この世で最も短い呪は名である」

と答えます。

呪とは即ちモノやココロを縛ることであり、例えば源博雅さんであれば「源博雅」という名に縛られている、と仰るのです。

他ならぬ当ブログも、長く続ける内、いつの頃からか

かねがねがちぶ。

という名に縛られているような気がして参りました。

内容も、記事の長さも、文面も、あくまで俺の日記であるのだから好きに書けば良いものを、知らず知らず慎重に吟味してしまっている。

その吟味の過程が面倒くさく、同時に面白くもありません。

だから何となくブログが疎ましい。

別に否定的なコメントが寄せられているワケでも、どこかで叩かれているワケでも、そんなことは何もないのに、ブログを書くのが重く、負担に感じているようなトコロが最近はございます。

そう、具体的に何がどうということもないのに、です。

時を掛けて練られた正に呪のようなものでございましょう。

タチが悪いのは、この呪を掛けているのは他ならぬ自分ということ。

全ては俺の納得の問題。

或いは人気のブログであれば、

『スタイルを変えたら人気が落ちちゃうかも…』

的な懸念はあったかもしれないけれど、このブログには

そもそも落ちるような人気

もありませんし(笑)

漠然と「変える」というのもどうやら俺にとっては難しく、ここは一つ新しい方向性を見付けて、そちらの方向へ進んでみたいと存じます。

まずは

その方向

を定めないとな。

先は長そうです(+_+)

あ。日付を入れなくちゃ。今日は早くも1月5日。土曜日。

そろそろお正月気分も落ち着いて参りました。

今日も頑張ってお仕事しています(^-^)

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