ここ数年の間で良く見かけるようになった自転車の量販店のような場所で、しばらく前に自転車を買い求めました。

安いやつ…(^_^;;

でも可愛い緑色の自転車で(オレンジ色の次に余り鮮やかでない感じの渋い緑色が好き)気に入っています。

とはいえ、やはり安いからなのでしょうか、サドル(腰かける部分)の表面がヒビ割れてきてしまい、ちょっと残念に思っていました。

俺の体重で高々五十数kgとはいえ、それだけの重さがサドルにかかっているワケですし、夏の激しい熱気や冬の厳しい乾燥に曝されるのですから、どんな素材でできているのやら、ビニールのような表面のサドルにはこたえるのでしょう。

ヒビは日ごとに広がり、一つ一つのヒビが長くなって参ります。

場所によっては中のスポンジ(?)まで覗くようになり

『こりゃサドルにカバーをかけるか、サドル自体を新しくしないと駄目かなぁ』

なんて。

雨に当たるとスポンジ部分に水が染みて、けっこう面倒なんですよ。そこへ腰かけるとズボンの方にまで水が来ちゃったしてね。

ところが、そういう時に限って

神様の存在

を感じたりも致しまして、その混沌と広がるサドルのヒビが、妙に綺麗なんです。

決して規則正しいワケでもないのだけれど、そこはかとなく何らかの規則性を感じさせ、妙な表現にはなるものの

『上手いことヒビ割れるもんだなぁ』

と。

サドルを取り替えるなりして、今のサドルを処分してしまう前に写真を撮りました。

サドル

何と申しましょうか、バランスが良く、妙に美しい。

今ではサドルのヒビさえ自転車のデザインで気に入っている箇所の一つとなっており、不便さを感じる反面、新しいサドルに替えたくない自分もいます(笑)

自然って、すごい。