天上人からもたらされた、か細い糸は、
余りに頼りなく、俺は絆に持ってはいけない疑問を持った。
刹那絆の糸は切れ、深い淵の底へと落ちる。
何も変わらない場所。俺の居場所。
そこで膝を抱えながら、じっとしている。
天上人に憧れながら。
這い上がる勇気もなく。