かねがねがちぶ。

人生踏んだり蹴ったり。

腎生検

月白舞花さんへ。


腎生検についてコメント頂き、コメントお返ししたのですが「コメント文字数が長すぎます。500文字以内にしてください」とのことなので記事として独立させて頂きます。

はじめまして。コメントありがとうございます。二週間後というと、ちょうど一番不安な時期ですね。分かります。

痛みはなくはないです。何か特殊な器具を使うと思うのですが、チクンとする痛みと、グリグリと背中の内部を探られる嫌な感じがあります。怖い話になるかもしれませんが、鉛筆の芯程の太さの針が、2、3cm入るようです。
自分の場合「これ痛いですか?」と何度か質問され「痛いです」と答えると「じゃあ麻酔を追加しますか?」と先生から丁寧に仰って頂けたので、ありがたかったです。結局麻酔の注射は2度打ちました。でもそんなに耐えられない痛みではなかったです。ただ「あー」とか「うー」とか「痛いよー」とか色々呻いていたとは思います。

お風呂はしばらく入れません。退院してからもしばらくはシャワーだけです。入院した日にいきなり腎生検は行われないでしょうからその日に内に入浴は済ませておいた方が良いです。

俺の場合は今月30日に外来の診察があるのですが、それまで入浴はダメ(シャワーは可)と言われています。

シャワーは入院六日目に入るかどうか訊かれたのでそのぐらいで大丈夫なのではないでしょうか。アトピーがあるのでシャワーも浴びられないのはちょっとツラかったですね。腎生検後三、四日はシャワーも浴びられないと思って良いかと思います。

入院するとなると細かい点が気になりますよね。大丈夫ですよ。みんなそうだと思います。これから二週間は色々考えてしまうかもしれないけれど不安な時は何でも良いのでここで吐き出して行って下さい。どんな質問でもお答えできる範囲でお答えします。

腎生検。そして入院…2。


腎生検の場合仰向けの姿勢を強いられる。入院用パンフレットの「用意する物」の欄に「コップ」とあったが仰向けでは全く役に立たなかった。曲がるストローなどがあると良いかもしれない。俺の場合は空いたペットボトルに水を汲んできてもらって、口へ直接ドボドボと注いで飲んでいた。正直コップは全く使わなかった。またせっかく買っても入院時にしか使用しないものも出てくるだろう。(例えばスリッパなど)これらもいちいちしっかりしていたモノを用意していたらキリがないので、100円均一やディスカウントショップを活用すると良い。
また仰向けで動けない状況となれば看護師さんがつきっきりで色々とお世話を焼いてくれるかと思えば大違いだ。食事もせいぜい膳を傍らにセッティングしてくれるぐらいで「はい、あ〜ん(はぁと」と口へ運んでくれるなど夢のまた夢である(少なくとも俺の病院では)。なので丸一日、ロクな食生活は望めないと思うべきだろう。
他にもこれから腎生検に挑む方で何か質問があればいつでも良いのでコメント下さい。答えられる範囲でお答えします。

腎生検。そして入院…1。


俺の病院では、出てくる料理出てくる料理全て薄味で、ごはんが余る具合であった。俺の場合たまたま腎生検用に仰向けで食べられるおにぎりになっていたので苦痛でもなかったが、あれが何の工夫もない白いごはんだと少々厳しい。その為、フリカケなどを持ち込む方、冷蔵庫に差し入れのオカズを保存する方などがいた。
食事制限の都合もあるだろうからどこまでが許される範囲か分からないが、そういったものがあると多少食事が楽しくなるかもしれない。
また病院によって、テレビが有料であったり、夜はエアコンが切られたり、一人一人に小さな冷蔵庫が用意されていたりと状況は様々だ。その点も病院に入院する際には要注意だと思った。一度、見舞い客でも装って、探ってみると良いかもしれない。貴重品入れや、貴重品を預けられるシステムなどがあるかも重要だ。



腎生検振り返って…2。


最後の最後は正直泣きそうになった。元々俺は精神的に強い方ではないし、落ち着きもないタイプで、この苦痛については人によると思う。しかし俺個人の正直な感想としては「二度とやりたくない」だ(人によっては腎不全の進行具合で何度も行うことがある)。
看護師さんにも色々と訊いたがやはり人それぞれだそうだ。ケロリと24時間を過ごしてしまう人もいれば、困ってしまうぐらい苦しむ人もいる。
しかし敵はひたすら続く退屈と、若干の腰の痛さで、要するに長時間じっとしていることの苦痛だ。それ以外は何ということもない。実際に経験したければ丸めたバスタオルを腰上部、左側か右側に入れ、仰向けになって寝てみれば良い。それでスヤスヤ何時間でも眠れるようであれば腎生検は楽勝である。

腎生検振り返って…1。


苦痛は苦痛だったのだけれど、既に過去のモノになりつつある。所詮はその程度だったということか。でも検査そのものはともかく、その後の絶対安静はツラかったな。絶対安静といっても病院によるらしく、12時間で解除されるトコロ、俺の病院のように24時間の絶対安静を強いるトコロ、様々なようだ。しばしば医療費が問題となる海外のさる国では、2、3日で退院できる病院が一般的だとも何処かで読んだ。
12時間の絶対安静は比較的楽だと思う。しかし24時間となると12時間の倍ツラいだけではなくなる。12時間の絶対安静をクリアした時点で、何となく「あぁこの倍か。乗り切れるな」と思った。しかしそこからの12時間の長いこと長いこと。





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プロフィール

nanny

恥ずかしがりで寂しがり。

Iga腎症、アトピー性皮膚炎等、様々な病気と付き合っており、現在は血液透析(週に3回 1回4時間)を受けている元腹膜透析(CAPD)患者です。

糖尿病がありましたが、40kg以上の減量に成功し、現在は寛解しています。

2009年7月3日に原因不明の卒倒をして以来、離人感を抱くようになりました。

ブログでは日々思った色々なことに就いて書いています。

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