1999年の映画、『ファイト・クラブ』を今更ながらに鑑賞。
監督はデヴィッドフィンチャー。エドワードノートンや「ブラピ」ことブラッドピットが出演。
公開当時から気になってはいたものの、何故か観るに至らず。
内容を知ろうとしたこともなく、知っているのはタイトルと、
デヴィッドフィンチャー監督作品でブラピが出ている
ってことぐらい。
何となく、そのタイトルと当時の宣伝等の情報から
男たちが殴り合う青春映画
ぐらいに思っており、俺が考えていた『ファイト・クラブ』は、
冴えないサラリーマンのエドワードノートンがブラピを通じて秘密の格闘技(殴り合いの喧嘩)同好会『ファイト・クラブ』の存在を知り、そこで生まれて初めて自らの凶暴性に気づき、『ファイト・クラブ』内に於いても存在感を増して行く。
ルール無用、ほとんど路上の喧嘩のようなファイトを何度も経験する内、外見的にも凄みを増すノートン。
ファイトを通じ、自信や度胸、勝負に対しての心理的な駆け引きのようなものまで身につけたノートンは、次第に仕事でも頭角を現すようになる。
少し前までノートンにパワハラを繰り返していた上司も最近はおとなしくなった。
基本的に『ファイト・クラブ』は秘密のクラブではあったが、それでも『ファイト・クラブ』で戦った者同士が偶然にも『ファイト・クラブ』外で顔を合わせてしまうことも少なくない。
ノートンが営業で訪れた取引先の相手も、そんな『ファイト・クラブ』でノートンと拳を交えたファイターの一人だった。
そんなせいもあり商談は上手く運び、更にノートンは昇進へと近づく。
一方、そんなノートンを快く思わない同僚もいた。
件の同僚の策謀により『ファイト・クラブ』での活動を知られたノートンは勤務先の会議室へ呼び出され、重役らをも交えて査問されてしまう。
言葉で責められ、追い詰められたノートンは、同じく『ファイト・クラブ』内でのファイトで追い詰められている状況を思い出していた。
執拗な尋問を自分への攻撃と受け止めたノートンの体は自然に反応し、会議室内での暴力行為へと及ぶ。
上司を殴り飛ばし、自らの秘密を暴いた同僚を蹴り上げ、重役を会議室の床へと叩きつけた。
ノートンは一人会議室に立ち尽くす。辺りは血の海。他には動く者もない。ノートンのジャケットも敗れ、返り血でシャツは真っ赤だ。
そんなノートンが勢い良く会議室のドアを開けた。
オフィスにいた者たちの注目が集まる。
そこにいたのは、きちんとジャケットを身につけ、シミ一つないシャツを着たノートンだった。
こんな感じ。
正直、ぜんぜん違う(笑)
何故か、
「最後、ちょっと不思議な終わり方をする」
という点だけは"本物の"『ファイト・クラブ』と共通しているのだけれど、後のストーリーは似ても似つかない(^_^;;
てか、俺のはシルベスタースタローンの『ランボー』テイスト。過酷な闘争の記憶や経験が、別の場面で出てきちゃう、みたいな。
そんな勝手に思い描いていた内容と映画が全く違ったものだから、軽く驚きました。
ぶっちゃけ、『ファイト・クラブ』ってタイトルも、夜な夜な殴り合いを繰り返す謎の集団も、映画のテーマ的にはドーデモイイ感じなんです。
少なくとも俺にはそう見えました。
却って殴り合うことがリアリティを薄めているというか。
例えば、映画の製作年が1999年であるということを無視してしまえば、それが
インターネットの書き込みであったり、ブログでの発言であったり、動画投稿サイトに投稿された動画であっても、
スジとしては成立しちゃうんです。
確かに
闘争
という意味合いに於いて最も原始的な
殴り合い
は必要だったのかもしれません。とはいえ、アレがオチで互いに殴り合ったり引きずり回したりしていたってのはなぁ…。
散々ケチをつけました。
でも、とても面白い映画だったな。
すごく怖い映画。
その怖さも、
殴り合いで血がいっぱい出るから怖い
とか、そういうバイオレンスな怖さじゃなくて。もっと、こう、サイコスリラー的な(?)怖さ。
全く何も知らなかっただけに、やられちゃいました。
そう知って観直すと、他にもたくさん気づけることが出てきそうな映画なので、もう何度か観てみないと。
一回観ただけで、大した理解もなく、トンチンカンな感想を書いてしまったようなら申し訳ない。
監督はデヴィッドフィンチャー。エドワードノートンや「ブラピ」ことブラッドピットが出演。
公開当時から気になってはいたものの、何故か観るに至らず。
内容を知ろうとしたこともなく、知っているのはタイトルと、
デヴィッドフィンチャー監督作品でブラピが出ている
ってことぐらい。
何となく、そのタイトルと当時の宣伝等の情報から
男たちが殴り合う青春映画
ぐらいに思っており、俺が考えていた『ファイト・クラブ』は、
冴えないサラリーマンのエドワードノートンがブラピを通じて秘密の格闘技(殴り合いの喧嘩)同好会『ファイト・クラブ』の存在を知り、そこで生まれて初めて自らの凶暴性に気づき、『ファイト・クラブ』内に於いても存在感を増して行く。
ルール無用、ほとんど路上の喧嘩のようなファイトを何度も経験する内、外見的にも凄みを増すノートン。
ファイトを通じ、自信や度胸、勝負に対しての心理的な駆け引きのようなものまで身につけたノートンは、次第に仕事でも頭角を現すようになる。
少し前までノートンにパワハラを繰り返していた上司も最近はおとなしくなった。
基本的に『ファイト・クラブ』は秘密のクラブではあったが、それでも『ファイト・クラブ』で戦った者同士が偶然にも『ファイト・クラブ』外で顔を合わせてしまうことも少なくない。
ノートンが営業で訪れた取引先の相手も、そんな『ファイト・クラブ』でノートンと拳を交えたファイターの一人だった。
そんなせいもあり商談は上手く運び、更にノートンは昇進へと近づく。
一方、そんなノートンを快く思わない同僚もいた。
件の同僚の策謀により『ファイト・クラブ』での活動を知られたノートンは勤務先の会議室へ呼び出され、重役らをも交えて査問されてしまう。
言葉で責められ、追い詰められたノートンは、同じく『ファイト・クラブ』内でのファイトで追い詰められている状況を思い出していた。
執拗な尋問を自分への攻撃と受け止めたノートンの体は自然に反応し、会議室内での暴力行為へと及ぶ。
上司を殴り飛ばし、自らの秘密を暴いた同僚を蹴り上げ、重役を会議室の床へと叩きつけた。
ノートンは一人会議室に立ち尽くす。辺りは血の海。他には動く者もない。ノートンのジャケットも敗れ、返り血でシャツは真っ赤だ。
そんなノートンが勢い良く会議室のドアを開けた。
オフィスにいた者たちの注目が集まる。
そこにいたのは、きちんとジャケットを身につけ、シミ一つないシャツを着たノートンだった。
こんな感じ。
正直、ぜんぜん違う(笑)
何故か、
「最後、ちょっと不思議な終わり方をする」
という点だけは"本物の"『ファイト・クラブ』と共通しているのだけれど、後のストーリーは似ても似つかない(^_^;;
てか、俺のはシルベスタースタローンの『ランボー』テイスト。過酷な闘争の記憶や経験が、別の場面で出てきちゃう、みたいな。
そんな勝手に思い描いていた内容と映画が全く違ったものだから、軽く驚きました。
これはネタバレになるのかな、もう古い映画だから大丈夫でしょうか、
〜以下、軽くネタバレ〜
ぶっちゃけ、『ファイト・クラブ』ってタイトルも、夜な夜な殴り合いを繰り返す謎の集団も、映画のテーマ的にはドーデモイイ感じなんです。
少なくとも俺にはそう見えました。
却って殴り合うことがリアリティを薄めているというか。
例えば、映画の製作年が1999年であるということを無視してしまえば、それが
インターネットの書き込みであったり、ブログでの発言であったり、動画投稿サイトに投稿された動画であっても、
スジとしては成立しちゃうんです。
確かに
闘争
という意味合いに於いて最も原始的な
殴り合い
は必要だったのかもしれません。とはいえ、アレがオチで互いに殴り合ったり引きずり回したりしていたってのはなぁ…。
散々ケチをつけました。
でも、とても面白い映画だったな。
すごく怖い映画。
その怖さも、
殴り合いで血がいっぱい出るから怖い
とか、そういうバイオレンスな怖さじゃなくて。もっと、こう、サイコスリラー的な(?)怖さ。
全く何も知らなかっただけに、やられちゃいました。
そう知って観直すと、他にもたくさん気づけることが出てきそうな映画なので、もう何度か観てみないと。
一回観ただけで、大した理解もなく、トンチンカンな感想を書いてしまったようなら申し訳ない。
ぜひ記録しておきたく書いたものの、これは一回じゃアタマの悪いおじさんにはちょっと難しかったよ。